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映画『英国王のスピーチ』のあらすじ

現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記をコリン・ファース主演で映画化した歴史ドラマ。
きつ音障害を抱えた内気なジョージ6世（ファース）が、言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く。
共演にジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター。監督は「くたばれ！ユナイテッド」のトム・フーパー。
第83回米アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚本賞を受賞した。

映画.com

主人公アルバート王子(コリン・ファース)は吃音症、人前で話すことが苦手でしたが、兄エドワード（ガイ・ピアース）が離婚歴のある女性と婚姻関係を結ぶため退位し、大英帝国博覧会の閉会式で多くの民衆の前で演説する羽目になります。

スピーチは散々な結果に終わり見かねたエリザベス妃（ヘレナ・ボナム＝カーター）は、アルバートに専門家ライオネル（ジェフリー・ラッシュ）の元で治療を受けることを勧めます。

人前で上手く話すことができず心を閉ざしたアルバートに対し、ライオネルは今までにないユニークな手段で治療を開始します。

映画『英国王のスピーチ』の見どころ

引用元：https://summary.org/best-british-royalty-history-movies/

ライオネルは彼を決して王族扱いはせず、あくまでも一人の人としてアルバートと向き合います。

それは王族として生まれたアルバートにとって初めての経験であり、次第にライオネルに心を開き打ち解けていきます。

王族であっても民衆と同じ生身の人間で、本作では苦悩する人間らしいアルバートの心が見事に描かれています。

心を閉ざしたアルバート（のちジョージ6世）と型破りな言語療法士ライオネルの実話を元にした心温まるヒューマン史実作品です。

Filmzメンバーが『英国王のスピーチ』を観た感想

Filmzメンバーが『英国王のスピーチ』を観た感想を紹介します。

コリンファースの渋い演技が良い

イギリス好きな僕としてはとても好きな映画です。王でありながら人知れず悩みを抱えるジョージ6世をコリンファースが良い味を出した演技で魅せます。ジョージ6世が次第にライオネルに向き合う姿に心打たれる良い映画でした。

映画『英国王のスピーチ』の主要キャスト

引用元：https://www.zimbio.com

アルバート 役 / コリン・ファース

引用元：http://www.retrokimmer.com/2013/09/happy-birthday-colin-firth.html

1960年9月10日イングランドハンプシャー州グレイショット生まれ、ロンドン芸術大学で演技を学んだのち1984年映画：アナザー・カントリーでスクリーンデビューを果たします。

他1989年映画：アパートメント・ゼロや1998年映画：恋におちたシェイクスピア、2003映画：真珠の耳飾りの少女などのヒット作にも出演経験があります。

また2009年映画：シングルマンで英国アカデミー賞 主演男優賞、2010年映画：英国王のスピーチでゴールデングローブ賞主演男優賞など数々の受賞経験をもつ俳優です。

ライオネル役 / ジェフリー・ラッシュ

エリザベス 役 / ヘレナ・ボナム＝カーター

映画『英国王のスピーチ』の トム・フーパー 監督の他作品の紹介

引用元：https://www.screendaily.com/

トム・フーパー監督は、次のような作品を残しています。

1972年10月5日イングランド・ロンドン生まれ、2004年映画：ヒラリー・スワンク IN レッド・ダストで初監督作品を手掛けます。
2010年映画：英国王のスピーチではアカデミー監督賞など数々の賞を受賞し、2012年映画：レ・ミゼラブルなど数々の作品で受賞経験を持ちます。
その後も、2015年映画：リリーのすべてや2019年映画：キャッツでも高い評価の得ている監督です。

中でも、おすすめの作品を3つだけピックアップして紹介します。

くたばれ！ユナイテッド -サッカー万歳！（2009年）

引用元：https://www.imdb.com/title/tt1226271/mediaviewer/rm3446947072

２００６年小説：The Damned Utd（デイヴィッド・ピアース著）を基にノッティンガム・フォレストをチャンピオンズカップ2連覇に導いた英国サッカー界の偉大な名将ブライアン・クラフの史実を描いた作品です。

クラフは弱小チームを率いてFAカップに挑むも惨敗してしまい、リベンジを狙うクラフは強引に選手の補強強行するが。。。

レ・ミゼラブル （2012年）

引用元：http://rebloggy.com

ジャンはたったひとつのパンを盗んだ罪で19年間もの長きにわたり獄中生活をしており心が荒んでいました。

やがて出所したジャンですが行く当てもなく、そんな彼に慈悲深い司教が手を差し伸べ教会に身を寄せることになります。

教会で生活を送るうちに人の温かさに触れたジャンは今までの自分を悔い改め改心することを心に決めます。

レミゼラブルについては別の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。

リリーのすべて （2015年）

引用元：http://www.frockflicks.com/danish-girl/

実話を元に画家リリー・エルベとその妻ゲルダを描いた伝記作品です。

風景画家アイナーと妻ゲルダは幸せな生活を送っていましたが、ある日妻ゲルタの頼みでモデルの代役をつとめた際に彼の中に潜む女性リリーの存在に気付きます。

以降、アイナーは男性の体と女性の心を併せ持つ自分の中の不一致に悩まされることになります。

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本作はアクションもなく、人間の心情を中心に描いた作品のためどちらかと言えば地味ではありますが、それをカバーし超える程に勇気をもらえる良作です。

生まれながらに完璧な人間はいない、誰でも壁にぶつかる時があるという誰にでも起こりうる当たり前なことを描いているのですが、主人公が庶民ではなく実在した王であることで観る人を惹きつける魅力になっています。

誰かにそっと背中を押してもらいたい方や、仕事や恋愛で悩んでいる方にもお勧めの作品です！

31日間の無料体験のあるU-NEXTで、ぜひこの機会に『英国王のスピーチ』を視聴してみてください！